2日目、
ゆるゆると、寝たり起きたりするうちに、明るくなり始めたので、
荷物をまとめて、テントをたたみ、
まずは昨日下りてきた辺りに、公衆トイレがあったので、そこで歯を磨いたりしつつ、
携帯電波が通じている事も確認済みだったので、
帰りに寄ろうと思っている日帰り温泉の営業時間を調べる事にしました。
身支度を整え、出発する事にしました。温泉は、どうやら9時から営業しているようでしたが、
電波が悪く、重いので宿自体の受付時間なのか、
日帰り入浴もその時間からやっているのか分かりませんでした。
出発は6時頃、
浦山口までは8.5キロくらい、温泉はその手前1キロくらいにあります。
足は、ほとんど回復しておらず、
始めから死にそうでした。
靴擦れは見た事ないくらい盛大に皮が剥けているし、足先も痛いし、
筋肉痛だし、最高の気分です。
さて、ひたすらいてええと言いながら歩いて行くのみなので、
写真だけのせておきます。
ダムです。
神をも恐れぬ、人間の活動の成果です。
異様な建物があると思ったら、公民館でした。
ついに、町が見えました。
もう少しです。
時刻は八時半くらいで、温泉が九時からなら、ちょうど良い時間ですが、
このあと温泉の前まで行って、やってる気配はないので、もう一度調べてみると、
日帰り入浴は14時からでした。
仕方がないので、駅に向かいます。
汚いまま電車で帰るのかー、などと考えながら歩いていると、
そういえば、帰りの経路を調べてあったのですが、
その出発は、浦山口ではなく、西武秩父になっていました。
なるほど、この旅の計画をたてたのが前過ぎて忘れていましたが、
西武秩父近くの温泉にはいって帰るつもりでいたのかもしれません。
以前の記事に書きましたが、
この旅は太平洋から日本海までの旅の一部で、
奥多摩登山を前に、7年間中断していました。
7年前に調べた情報をもとに行動していたので、勘違いがあったのだろうと思い、
西武秩父駅に近い日帰り温泉を調べてみると、
なんと駅直結の新しい温泉施設ができていました。
7年前にはなかった施設なので、ラッキーです。
もう一歩も歩けない僕にぴったりです。
というわけで、入浴して、すっきりして、帰りました。
さあ、鬼門の山越えをとうとう果たしました。
ざっと調べたところでは、この先登山になりそうなところはなさそうです。
果たして、いつゴール出来るのか。
とりあえず当分は無理だ。
なぜなら、かかとのでっかい靴擦れが当分なおりそうにないから。
翌日、仕方ないので、サンダルを買いました。
当分これしか履けそうにありません。